魔族


魔族はその能力の高さにより、人間の歴史にも強く関与している。
特に戦争では優秀な戦士や指揮官として多く歴史に名を残しており、
魔族の存在は文化に生活にも普遍的に存在を有している。
人間から見れば、能力の高さや端正な容姿から妬み嫌う者が多いのは言うまではない。
魔族の中には人間とうまく生活している者も多い。能力の高さを買われている場合が多く
職人や魔道士として身分を持つものも多く存在するが
魔族の中でも変わり者、革新的性質な者が多いのは言うまでもない。
基本的に魔族は人間だけでなく、魔族間であってもあまり交流を好まず、
集落以上の組織を構成しない。
個人主義傾向が強く、人間の様な集団依存型文化を嫌う者が多い。
人間に興味を持ったり、その文化に埋没したりする者を「堕落者」と呼ぶ。

基本的に魔族の髪色は黒や茶、白が大半。
極稀に、金髪の魔族の種が発生する場合があるが、これは混血の場合によりのみ生まれ、
その能力は大変高く、魔族からは呪われし血族「マルドゥーク」と呼ばれて忌み嫌われている。
人間社会においてマルドゥークはその能力の高さと、髪の美しさから「神の御子」アルザークと呼ばれ
魔族の言うマルドゥークと大きくかけ離れた存在である。
この混血のおおきな特徴は、いまだその後に種が存在しない「一代種」であるということである。
生殖能力が大変低く、歴史上では存在は確認されていない。

また、魔族の中には鳥のような翼を有する有翼種が存在する。
大型の鳥ほどには長い間飛ぶ事はできず、1時間程度の短距離飛行が可能な程度。
有翼種は魔族からは亜種として認められてはいるが、基本的には歓迎はされておらず、
どちらかと言えば迫害の対象として扱われている。
また、魔族以上に人間からも迫害の対象として扱われており、有翼人から見れば
同族以外はすべて「外敵」と言える。


 ザナルカントはある時、一人の男に出会う。全身を赤いローブで隠す得体の知れない男だった。
男は言った。「貴方の沸き立つ衝動、理想を現実にするときが来ました。太古より我等を見守る魔族の神に
再びこの大地に降臨していただくのです。」
ザナルカントは最初はその男の風貌から察し、話半分に聞いていたが、
男の異様な雰囲気やその眼に惹かれ、話を聞くことにした。
男「現在この東大陸を実質治めてると言っていいサザーランド王ヴォルドを中心とした各領主たちが
密かに預かり守っているという聖神邪硝石。
今は6つに砕かれていますが、集めてしまえば簡単な事。コレを集めサザーランド領の
大都市トリメスタンの北にある湖の底に眠る聖地に奉納するだけです。
後幾つか材料は必要ですが、それは我々が用意します。」
ザナルカント「あの湖には聖地などと言う浮島は存在しないが?」
「聖神邪硝石があれば聖地の方から姿を現しましょう。」
ザナルカント「これが真実ならお前の目的を聞こうか。目的無くばこの話信用できんな。」
「見てみたいじゃないですか、神が実在するのか。神ならば奢り上がった人類にどのような制裁を加えるかね。
目的はあなたと同じくしているつもりです。」
ザナルカント「何故俺にこんな話をした、俺でなくても良かったのではないか?」
「実行力と意志、人類に対する想いを見れば、あなた以外の誰にこの話をしますか?
あなた以外にお話しても無意味と言うもの。」
ザナルカント「・・・・・試してみる価値はあるかも知れんな、
この先生きていても今のままでは俺は何も魔族の為に成し得ない。貴様の思惑、聞いてみようか。」
「・・・すでに歴史は動き始めております。まもなく人類同士の大規模な戦が行われる事でしょう。
人類がこちらに眼を向けてこないように、聖神邪硝石も捜索しやすいでしょう。」
ザナルカント「俺は魔族を先導して聖神邪硝石を集め、その邪魔者を成敗しろと言うわけか。」
「察しが良い事で・・・」



<魔族の目的>
5つの封印石を破壊して魔族の神を復活させることが目的。
ただし、実際には魔族の神はいなくて
封印を解放した者に古代の魔物の力が乗り移るだけ。

キャラクター

ザナルカント
魔族元首 若き魔族の君主。能力に優れた魔族が人間に利用され、
下等な人間が大陸を支配している事に常に疑問を抱き続けてきた。
しかし魔族は人間よりも繁殖能力に劣り、現在の文明の格差や
数的資源の不利も理解していた。
それでも打倒人類に燃えていたザナルカントは心を同じくした魔族による組織を作り上げ、
水面下で人類の文明活動の妨害を行って来ていた。
しかしそれも大陸全体から見たら小さなもので、ザナルカントもそれを一番よく理解していたが、
何も行動しない事は彼には耐え難い苦痛であった。
謎の赤マント
大陸そのものの破壊と世界の再編成をたくらんでいる
マッドサイエンティスト

ジャスティの母
人間との共存を求めたために、他の魔族によって幽閉される


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