サザーランド新王国
作:鉄人  絵:

主人公的な国
サザーランド王国という国の第2王子ウイリアム
やさしかった兄による、父である国王ヴォルドの殺害。
騒ぎを聞いて駆けつけたときには、すでに息絶えたヴォルドと、
血に染まった剣を持つ兄の姿があった。
すべての手本であり、敬愛していた兄の異常な姿に驚き、
何かの間違いだと問いただすが、兄が語ったことは
父を自らの意思で殺したことと、帝国を起こし大陸を支配するということ。
兄から自分の下につけと誘われるが、それを拒否。
兄の言葉にショックを受けつつ、兄の目を覚まさせることができるのは
自分だと信じ、兄と相対する。

兄の元から異変を感じ取り離反してきた家臣達とともに国を新たに作る
領土的には、元々あった国の北半分

配下は、若い忠臣と口うるさいじいさん

サザーランドの三闘将(ウィリアムの親衛隊)
サザーランドでも屈指の若き有能な戦士達。自国から他国に渡り名を馳せた三人の将軍は
いつしか「サザーランドの三闘将」と呼ばれるようになる。
戦争が無かったものの、国境沿いの賊軍や野党達にとっては悪魔とも呼べる存在である。
その三人は、国王ヴォルドの命によりアレックス第一王子、ウィリアム第二王子の親衛隊も兼任する。

エンディングでは、兄を救い、大陸も救う。兄に国を任せようとするが、兄は旅へでる


サザーランドの有力者である大領主フランドール家が中心となりウィリアムを王として
新たに再出発させる。


ヴィルヘルムシナリオ(正史)
旧サザーランド歴による、世間に流布している
「表面的な」事柄
547年 サザーランド王ヴォルドを中心とした、
複数の統治国家の代表による秘密裏の会談が行われた。
会合は約20日におよび、その後「ヴァルデスタ王国」、
「神聖国家ユグドラシル」の正式な統治権が各代表により認められ、
エルセリア大陸に新たな2つの国家が生まれる。
563年 サザーランド王ヴォルドの息子アレックスがヴォルドを殺害。
クーデターを起こし、新たにエストガルド帝国を建国する。
それに対し、アレックスの弟ウイリアムがサザーランド新王国を建国。
エストガルド帝国に相対する。
566年3月 皇帝アレックス3年で大陸を統一。
大陸全体の経済、治安は過去最悪の状態に。
抵抗していた各国の代表や王族たちは全て行方不明。
566年6月 皇帝の弟であるウイリアムが、
各国の王侯貴族達をまとめ上げ、各地で帝国軍に反乱行動を起こす。
567年 ウイリアムが帝国を打倒。サザーランド共和国
を起こす。エルセリア大陸の歴史上初の共和体制を作り上げ
大陸が始めて一つの国として統一される。


首都:王都トリメスタン

キャラクター

@

ウイリアム(雷)
おとなしい顔をしていて、武芸は兄よりも優秀
類稀なる目「先見」をもちながらも、その性格からまだ人を殺めたことも無く
人を疑うことを知らない純真な部分を兄のアレックスは心配している。
兄の突然の乱心により最も縁のなかった「戦」の世界へ落ちることを
余儀なくされたウィリアム。
戦いの中、自分が闘わなければ大事な人たちが死んでいく現実、
開花していくウィリアムの才能。
そして、大事な物を守る為、決別する兄との対峙、全てがウィリアムを大人に、
男に、王としての成長を促す。
171cm17歳
A

アイザック 
サザーランドの三闘将 炎の闘将アイザック
炎を纏い、自らの剣に宿らせ闘うサザーランドの三闘将の一人。
元は一地方をまとめる大山賊団の若き首領。
1000以上の部下を持ち、「悪炎のアイザック」として名を馳せた悪漢。
幼い頃「火神の壷」といわれる祭器を盗み、中身を飲み干した事で火の精霊と強制的に
契約をしており、自由に炎を操る力を持つ。
過去の戦乱平定の折、賊の討伐軍の司令官であった
カールデュロイに討伐されサザーランドの将軍となる。
カールとの戦いで用兵で完膚なまでに叩き潰され、やけになり一騎打ちに出る。
申し出を受けたそのカールとの決闘において片手で持った
指揮棒一つに翻弄され、知でも勇でも完敗した彼は
以後カールデュロイを師と仰ぎ忠誠を誓い、山賊団を解散させる。
それどころか山賊団そのものもサザーランドに半ば強制的に
入隊させてしまうほどカールデュロイに心酔する。
身長182cm年齢28歳
「もがいても無駄です。私の炎達はあなたを歓迎していますよ。心からね。」
B

ウズベルト
サザーランドの三闘将 覇の闘将ウズベルト
元々は東の大陸の大国の騎士。
父親に偉大な騎士団長を持ち、礼節と規律を重んじる騎士であった。
しかし、騎士独特の価値観と騎士階級と平民の生活の格差など
封建的な考え方に疑問を持ち、次期騎士団長の座と名誉を捨て傭兵となる。
そして、傭兵時代にサザーランドに一度雇われて以来、
王国でありながら自由な気風と豊かな民の暮らしに感銘した彼は、
カールデュロイの推薦で将軍となる。
三闘将の中では理論派であり、兵站学にも精通している。
アイザックやジャスティの抑え役も彼が担っている。
上品な立ち振る舞いは過去のため嫌悪感があるらしい。
身長227cm年齢27歳
「あぁん?小いせぇなぁ!!俺様を殺るなら師団で来なぁぁぁぁ!!」
C


ジャスティ
サザーランドの三闘将 轟の闘将ジャスティ
十数年前、王都に捨てられていたという過去を持つ。
(その真実は、今は亡きヴォルド王の弟と、魔族の娘の間に生まれたハーフ。
名前は弟のジャスティスから冠して付けられた。本人も自分が
アークハーフだという事は知らない。)
ウィリアム王子とは遊び仲間で、ジャスティは本当の家族のように育てられている。
魔族の力を解放すると、人知を超えた怪力と再生能力を得る。
身長188cm年齢22歳
「俺はジャスティだ!!サザーランドの戦士にしてロイヤルガードのなぁ!!
俺を他の名前で呼ぶんじゃねぇぇぇぇ!!」
D

カールデュロイ・バルバロッサ
常勝将軍とまで呼ばれるほどの名軍師。エスティリア軍軍師イヴンの師匠
今は伝説となった名軍師「モーシェ・デ・レオン」の唯一の弟子。
その手腕は大陸でも随一と言われている。
戦術理論や指揮、統率のセオリーをよく研究し、今や師をも越える存在と謳われており、
その門弟も多い。戦闘で前に出ることはあまり得意ではないが、
魔術にもかなり精通している。
また、扱いに困るといわれている三闘闘将が話を聞く人物でもある。44歳
「戦術で勝利しても戦局は変わらないかも知れません。しかし、戦術が
戦略レベルにまで影響することもあるということを証明して見せましょう。」
E

エルネスト・フランドール
前サザーランドでは王室サザーランド家に次ぐ領地を持ち、前王ヴォルドのよき相談役。
前大戦以前からの前王の理解者であり、友人であり優秀な政治家。
聖神邪硝石の事や前大戦のことは聞かされていないが、
アレックス、ウィリアム共に深い面識がある。
若い頃は攻撃的だった王子時代のヴォルドの抑え役的な人物で、政治経済に明るく、
ヴォルドは「国政においてはまず私ではなくエルネストに請え。」と2人の息子に言ったほど。
ヴォルドが即位した際、父親から代々の宮廷大臣であったフランドール家のエルネストこそが
大臣と誰もが思っていたが、ヴォルドはサザーランド領の東側の
統治を任せ国王の次に権威のある位をエルネストに授けた。
政治に関しては明るいが、戦や戦場での知識は性格の為かあまり明るくは無い。
戦場に出る事はない。
絵に描いたような人格者で民衆や家臣たちの信頼、忠誠は厚い。
176cm49歳
「ウィリアム様、導(みち)というものは諦めてしまえばそこでお終い。
ですが信じ続ければいつまでも続くものです。それこそが導(みち)なのです。」
F

アイーシャ・フランドール
エルネストの一人娘。父親の寵愛を受けて育ったが、
エルネストに似ず勝ち気な性格。
エルネストに対してもすぐに意見する傾向があるが、
これはエルネストが他人に対して寛容すぎることに反発しているようである。
サザーランドがクーデターによりエストガルドとして制圧されるのをいち早く防ぎ
新サザーランドとして離反する事に成功した第一功労者である父が
王になるものだと信じていたので、頼りないウィリアムに対して厳しい口調も多い。
その性格からか、幼少の頃より興味をもち、
修練に励んでいる槍術には自信がある。
163cm16歳
「ウィリアム!あたしはあなたを認めたわけじゃないわ。王に相応しいのは
お父様なの!わかっているわよね!」
G

クラリス・サンマルクス(ケーニッヒ)
仕官したばかりの魔術士であり優秀な衛生兵。
現在はカールデュロイの下で将軍候補生として軍属している。
実はドノヴァンの実妹でそのことを知るカールに仕官させてもらっている経緯がある。
クラリス自身も兄の性格をよく知っており、兄の行く末を心配し間違えた道を
歩むようなら止めたいと思っている。
意志は強い性格だが普段から緊張感の無い性質で、少々ズレた一面も持つ。
兄を敵に回してしまったという境遇が似ている事でウィリアムにドノヴァンとの関係を話し、
共通の話題を持つ事で親密になっていく。
「皆さ〜ん、がんばってくださぁ〜い☆」
「兄さま・・・もうやめてください・・・」



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